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描かれたものが真実になるとき

原稿、提出しました!
以前、このブログでも言及した秘封ディストピア合同です。
正式に告知が出ましたら、私のお話の内容に触れますね。

さて、今回は原稿を書きながら思ったことを。





やりたいことはやれたと思います。
それでも、今回は書きたいことを書くことの難しさに直面した感じがします。
書きたいことはぼんやりとイメージできているのに、
それを明瞭に表現できない。
以前もありましたが、今回もそれに苦しみました。

バッティングのイメージでホームランを打てるのに、
実践でやると空振りをするときの感覚でしょうか。
「いつも絶対ホームランなのに!」というやつです。
私も、自分の書いた文章が理想のイメージから遠いと、苦しいです。
物書きはいつも自分との対話のはずなのに、
何かのせいにしたくなったり、そういうことさえあります。

でも、野球と違うのは、物語には空振りなんてものはないことです。
どんなものを書いても、どんな稚拙なものであっても、
時間が経てば、やがてそんな悔しさや惜しさはなくなって、
それが一つの作品として受け入れられるようになります。
あとから読み返すと、それがよくわかるのです。

もちろん、読み返せば技術的に直したいことは山のようにあります。
言葉遣いも、ストーリーラインも、構成も、
「これはさすがにないよ!」的なことはたくさんです。

たとえば、私が書いていた秘封連作はその典型だと思います。
今読み返すと、一作目『ライン・ホルダー』なんてかなり粗が目立ちます。
最終作とは実に五年近く空いていて、作品を流れる雰囲気も別物です。

それでも、一作目はそんな甘さこそが、
逆に大学生である二人の心情の甘さを映して、
それが当時の物の見え方なんだと、今だから実感できます。
一方の最終作は、そんな甘さがない分、
乾いた感じや二人の葛藤が見えるようになりました。

それは、私自身が五年の時を経て、ものの見方が変わったこともあるでしょう。
逆に今なら一作目のような雰囲気で書くことは逆にできません。
当時は理想とのギャップに苦しみ、推敲を重ねに重ねて、
それでもうまく取り出せないことも、
時間が経てば、それは一つの真実の取り出し方なのだと思えるのです。
そして、それはその書いているときにしか出せないものです。

だから、書くことはやめられないなと思いました。
書いているときはつらくとも、自分を責めることなく、
過去の自分でも今の自分でも、書いたことを受け入れていこう。
そう思ったのでした。

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プロフィール

蛮天丸

Author:蛮天丸
物書き。
東方プロジェクトの二次創作小説を中心に、
好きなものを好きなように書いています。
最近は秘封がお好き。
秘封処女膜合同の主犯(siroito.web.fc2.com/maidenhead/)だけど、処女じゃないよ!
アイコンは一条さんからお借りしました。

ジャンル

東方 読書録 映画録 漫画録 ゲーム録 アニメ録 ドラマ録 艦これ 

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