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好きなことは正しいこと?

あらかじめ言っておきますと、
今日は蛮天丸個人の文句みたいなものです。
およそ気分のいい文章ではないのでお気をつけあそばせ。





とある日、とある映画を観にとある劇場に行きました。
早めに席を予約したはずなのに劇場は満員で、後ろの方での鑑賞。
でも、私はその映画に期待していたし、実際その映画はすごかった。
がっつり映画の世界に没入しておりました。

でも、やっぱりエンドロールは流れるもの。
そして、劇場に明かりはつくもの。
名残惜しいとは思いますが、それが現実の世界。
劇場内が少しずつ明るくなっていくその頃。
客席の中央あたりから響く音。

ぱちぱち。

男性のものらしき拍手が鳴りました。
すると、そんな小さな起点から一気に拍手の波が広がり、
やがて劇場は拍手の渦になっていました。

素晴らしい映画だった。
きっとみんながこの映画を観て満足していた。
その気持ちが、あるいは作り手の感謝の気持ちが、
一体となってそこに満ちあふれているのだとわかります。

その光景に、ぞわっとしました。

私の体がその感覚を受け容れられなかった。
「なんでこの人たち、拍手しているんだろう?」
渦に巻き込まれた私はそんなことを思いながら、
拍手することもできず、ただ悶々としていました。

劇場を出ても、その気持ちが晴れることはありません。
本当は、帰ったら一気に感想を書き連ねて、
このブログに投げたかったのに。
そんな気分にもなれない。
私の中で映画への気持ちよりも、
悶々とした自分の思考が嫌になってしまって、
その映画の感想を書くことができませんでした。

しばらく、自分の気持ちの原因がわかりませんでした。
でも、ツイッターをぼんやり眺めながら、
トランプ大統領関連で「ポリコレ」という文字を度々見るうち、
なんとなく思い当たったのです。

「好きになることを正しいと押しつけられるのが、
 私は嫌いなんだなあ」と。

そもそも、私個人の傾向としては、
本やアニメや映画の感想を一人で咀嚼したい。
誰かと話し合うことをあまり好みません。
たまに話し合うとしたら、相応に気の置ける人とくらい。

というのも、結局のところ、
「人と人が完全に同じ気持ちになるなんてありえない」と
思っているからです。
恋愛にしても、趣味の世界にしても、仕事にしても。
それは時に無関心の原因にもなるし、
時には興味を持つ原点にもなってきました。

そして、自分の感想をそっと触れないでほしいという願望にもなります。
「あなたがいいと思ったものは、必ずしも私がいいと思うわけではない」
私の基本的なスタンスは、こういう感じです。
寂しいけど、こうなんです。

拍手。それはその場にいるひとたちと気持ちを共有する行為です。
空気を作り出し、その空気の共有を半ば強制する行為でもあります。
それが、先の私の傾向と真逆だったのでしょう。
「私の気持ちは私のものだから、そっとしておいて」と言いたかった。
そして「本当にみんな、同じ『好き』でいるのか?」と疑いたかった。

それが、感覚的に拍手を受け容れられなかった原因だと思うのです。

そうは言っても、私も拍手をします。
コンサートに行ったら、拍手をします。
職場の忘年会で先輩がカラオケで歌ったら拍手をします。
さっきまで書いていたことと真逆のことをしている自分。
なんて自分勝手なんでしょうね。

でも、「好きになることが正しいこと」とはならないように気を付けたい。
結局、人の好き好きなんて本当のその人次第。
好きの気持ちでさえ千差万別なのだから、
「自分の好き」を他人に強いることがないように。
そんなことを最近思うのでした。

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プロフィール

蛮天丸

Author:蛮天丸
物書き。
東方プロジェクトの二次創作小説を中心に、
好きなものを好きなように書いています。
最近は秘封がお好き。
秘封処女膜合同の主犯(siroito.web.fc2.com/maidenhead/)だけど、処女じゃないよ!
アイコンは一条さんからお借りしました。

ジャンル

東方 読書録 映画録 漫画録 ゲーム録 アニメ録 ドラマ録 艦これ 

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