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徒然ゲーム録 『Undertale』 ~ 8bit世界に宿る不思議な優しさ

最近、このブログを更新するたびにこの言葉を書いていますね。

「おひさしぶりです」

更新をサボっている間に世界はずいぶんと物騒になってしまいました。
フランスのテロ、アメリカの銃撃事件、最近ではバングラデシュでの悲劇も。
この悲劇がどうして起きてしまうのか、考えればキリがありませんが、
やっぱり世界はラブ&ピースに包まれていてほしい……。

そこで今回紹介するのは
「誰も殺さなくていいRPG」というキャッチコピーで有名な、
『Undertale』というPCゲームです。

Image_20160703211242785.png 
(8bit風な画面。今思えばこの風景もすごく印象深い。)

まあ、世界平和を願ってプレイしたわけではありませんけど!
懐かしく、そして斬新な素晴らしいゲームでした。






このゲーム、ぱっと見は8bit風のレトロゲームです。
かつて私もプレイした『洞窟物語』を彷彿とさせるような雰囲気。
主人公が謎の洞窟で目を覚まし、そこから脱出するために探検する、
という筋書きもそれとなく似ています。

ただの懐ゲーじゃないか、と思われる方もいらっしゃるかも。
けれど、『Undertale』はあっさりとその印象を覆してくれます。

まず、冒頭で書いたように、このゲームのコンセプトは
「誰も殺さなくていいRPG」です。
普通のRPGは主人公が敵を倒して強くならないとストーリーを進められません。
しかし、このゲームは様々な「行動」で戦いを収めることができます。

たとえば、いじめられっ子モンスターを「いじめない」とか、
野菜型モンスターの野菜を「食べる」とか。
「逃げる」ことのできないボスモンスターも例外ではありません。
(でも、野菜型モンスターを食べるのはどうなの……)


Image_20160703211306d13.png 
(真ん中のヤツです。正直美味しくなさそう……)

そして、相手は攻撃をしかけてきますが、
いわゆる弾幕攻撃なので、技術次第で攻撃を回避することができます。
さすがに東方ほど激しくはないのでよかった!
っていうか、そんな弾幕がほいほい来たら、
何回ゲームオーバーになっても足りません。

とにかく、どうすればバトルを終わらせられるかの謎解き、
そして弾幕を避ける技術。
この特徴的なバトルは、ちょうど歯ごたえのある難易度で楽しいです。

次に、非常に個性的なキャラクターたちがこのゲームを彩ります。
過保護な廃墟の守人、王国騎士団への加入を熱望するお馬鹿な骸骨騎士、
怠け者で寒いジョークを飛ばすその弟、などなど。
初見の特徴も強烈ですが、それだけではない彼らの優しさや残酷さもあります。

Image_20160703211317b76.png 
(いわゆる「愛すべきバカ」の代表格。
 ところで、この画面はデートシーンのものです……でーと????)

一見お馬鹿に見えても、落ち込んでいる人を励ます優しさに溢れていたり、
自分を優しく守っているように見せて、
実は殺す機会をずっとうかがっていたり。

みんな強さと弱さを持ち合わせていて、それが妙にリアルだったりします。
その相反する要素がストーリーに深みを持たせているのです。

個人的にはやっぱりお馬鹿な骸骨騎士が大好きです。
彼の底抜けのお馬鹿さに何度も笑わされ、
底抜けの明るさに本当に救われるような思いがしたりしました。

そして、最後にして最大の特徴は、プレイヤー自身の「ある行動」です。
このゲームではその「ある行動」を監視するキャラクターがいます。
ここでネタバレしませんが、実際にプレイすると、
「うわっ!心を読まれた!」と思うこと間違いありません。
それが普通のゲームにはない驚きや、後味の悪さを与えてくれます。
キャッチコピーにはない特徴ですが、やればすぐにわかるはず。

Image_20160703211327c55.png 
(「君は彼女を殺したんだよ」――
 自身が選んだ結末なのに、突きつけられる厳しい現実。)

こんな特徴を持つだけでも珍しいのに、
この三つが本当にうまく絡み合っています。

「誰も死ななくていい」はえてして平和ボケな世界を作りがちですが、
それをキャラクターの闇の部分がそうさせない。
「本当にこいつを殺さなくていいのか?」とプレイヤーは迷う。
その結果、彼を殺してしまって、それを後悔して――。

幸い、これはゲームです。リセットできます。
しかし、プレイヤーのその行動自体はリセットできない。
現実にも通じるほど厳しい問題です。
このゲームはそれをはっきりと突きつけてくる、素晴らしいものでした。

弱さや嫌いな部分を持っている人を、それでも許すことができるか?
自分の中にいる怪物(Monster)を目覚めさせてしまうのか?

Image_2016070321133542e.png 
(オープニングより。人間と怪物。
 相容れない存在なのでしょうか?)

あるキャラクターの最後の台詞は、最初の話題にも通じると思うのです。
「殺さないで。そして、殺されないで」。
この記事を書き終わって、そして悲劇ばかり流れるテレビを見て、
あらためてその台詞を噛みしめています。

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プロフィール

蛮天丸

Author:蛮天丸
物書き。
東方プロジェクトの二次創作小説を中心に、
好きなものを好きなように書いています。
最近は秘封がお好き。
秘封処女膜合同の主犯(siroito.web.fc2.com/maidenhead/)だけど、処女じゃないよ!
アイコンは一条さんからお借りしました。

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